正月の食べ疲れに潜む「うつリスク」 ただの休みボケではないかも…

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 おせち料理にお餅、甘い和菓子にお酒──年末年始のごちそうをたらふく楽しんだ後、なんとなく気分が沈んだり、やる気が出なかったりする人はいないだろうか。じつはその「正月疲れ」、単なる休み明けの気だるさではなく、糖質の過剰摂取による精神的な不調が関係している可能性がある。

 糖質は、私たちの体にとって重要なエネルギー源だ。特に脳はブドウ糖を主な燃料としており、適度な糖質摂取は集中力や記憶力の維持に欠かせない。しかし、過剰に摂取すると、血糖値の急上昇と急降下を繰り返す「血糖値スパイク」が起こりやすくなり、これが心身に悪影響を及ぼすことが近年の研究で明らかになってきた。糖尿病専門医でしんクリニック(東京・蒲田)の辛浩基院長が言う。

「血糖値が急激に上がると、インスリンが大量に分泌されて血糖値を下げようとします。その結果、今度は血糖値が急激に下がり、低血糖状態に陥ることがあります。これがイライラや不安感、集中力の低下などを引き起こす要因になるのです」

 糖質の過剰摂取は腸内環境にも影響を与える。腸は「第2の脳」とも呼ばれ、腸内細菌のバランスが精神状態に深く関わっていることがわかっている。糖質を多く取ると悪玉菌が増えやすくなり、腸内環境が乱れることでセロトニンなどの神経伝達物質の分泌が減少し、うつ症状を引き起こすリスクが高まるという。

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