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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

NHK紅白歌合戦の「特別枠」は、いずれ特別でなくなる

公開日: 更新日:

「つなぐ、つながる、大みそか。」をテーマに、昭和から令和まで世代を超えた歌手が顔を揃えた2025年のNHK「紅白」。平均視聴率が2年連続アップとまずまずの結果だった。

 唯一の失敗が司会者の段取りの悪さ。歌手紹介した後、間が空き言葉が途切れ沈黙する時間が目立った。前例のない事態に司会者が慌てる様子も映し出されていたのは滑稽だった。

 的確な指示を出さなかったスタッフに責任もあるが、これを補うのが司会者の役目。女優の綾瀬はるか今田美桜に求めるのは無理がある。鈴木奈穂子アナは3人に遠慮してか、間に入るタイミングを失っていた。本来なら司会が本業の有吉弘行がうまく収める立場。紅白の司会も3回目と慣れているはずが、例年よりも緊張していた。それはマイクの持ち方に表れていた。終始マイクを両手に握りしめてのトーク。まるで素人が緊張で手の震えを抑えるために両手で持つようでもあった。

 トークも台本通りに話すのが精いっぱい。唯一、バラエティーで共演機会の多いAKB48の時だけ毒を吐いていた程度。まさに借りてきたネコ状態。これでは間が空いた時に臨機応変にアドリブを挟めるはずもない。内村光良大泉洋だったら、間違いなくうまく間を埋めていただろう。

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