韓国の過激ファン“サセン”の実態 日本のヤラカシより危険

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 大倉やジャニーズ事務所のように、韓国でもアーティストや所属事務所が注意喚起をすることもあるが、聞く耳を持つサセンはほとんどいないという。

■高性能カメラで撮った写真をSNSでバラまく“マスター”

「韓国は日本よりもファンの写真文化がすごいんです。『マスター』と呼ばれるファンは、報道カメラマンのような高性能カメラでアーティストの写真を撮り、SNSで拡散します。その姿はまるでバズーカを持つ狩人のよう。日本では肖像権侵害ですぐに訴えられますが、韓国では黙認している事務所も少なくありません。事務所が広告費をかけずにファンが勝手に写真を撮り、それがSNSで世界各国に届く側面もあるためです。主にマスターは、アーティストの音楽番組の収録時の出退勤、空港での出入国、公開ラジオ収録など、事務所が公式スケジュールとして発表しているものから、未発表のものまでさまざまなところで写真を撮影します。脚立もプロ仕様の立派なものを使用する人がほとんどです」(アユム・ミレ氏)

 マスターとサセンを線引きするとしたら、所持している機材の性能だろうか。日本にはマスター文化がなく、セキュリティーも厳しいが、アーティストに少しでも近づこうとする危険な行動はヤラカシもサセンも同じといえる。

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