JUMP公演中止の“強硬策”も 悪質ファンと続くイタチごっこ

公開日: 更新日:

 ジャニーズ事務所のアイドルグループHey!Say!JUMPが公式サイトを更新し、今年のアリーナ会場でのコンサートを見送ることを発表したのは今月19日のことだった。同サイトはその理由について、以前から公共の交通マナー改善を訴えていたが、状況が改善に至らなかったため見送りを決断したことを説明。

「全国各地での開催を望むメンバーにとりましては苦渋の決断であり、全員が強く来年以降の全国ツアー再開を希望しております」とメンバーの思いをつづった。

「基本、メンバーたちは公共交通機関を利用。新幹線や飛行機は一番いいクラスに乗車しますが、ごく一部のファンが降車時、メンバーの乗車スペースに突入してそのまま追い掛けることがよくあった。新幹線でタレントの乗車車両の両脇に座り込んで通行を妨げたり、制止した駅員や空港の職員に罵声を浴びせるなどの行為もあり、ジャニーズにクレームが寄せられるようになったそうです」(ジャニーズ担当記者)

 これまではファンの自主性に任せていたがアリーナ公演中止という強硬手段に出たジャニーズ事務所。しかしながら、「“ヤラカシ”と呼ばれる一部ファンの歪んだ熱意は事務所の対策のはるか上を行く。飛行機の便や宿泊施設をあっという間に特定して待ち構えているからゾッとします。つまりは航空会社やホテルの中にも熱烈ファンがいて、情報を流しているということです」(ジャニーズ関係者)。

 大幅な収入源だけに苦渋の決断だろうが、イタチごっこは続く。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋