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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

野暮も突き通せば粋に…自称「小物」立川志らくの感情論

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「見た目は怖い、ケンカっ早いイメージがあるけど、中身は蛭子(能収)さんとあんまり変わらない」(立川志らくテレビ朝日「太田伯山ウイカのはなつまみ」6月27日放送)

 この番組で神田伯山は事あるごとに立川志らくの名前を出し、「ホントに愚かな男」「ワイドショーのコメンテーターでも炎上して、ツイッターでも炎上する」「志らく師匠が言ってましたよ。好きと嫌いが5対5のヤツが本物。志らく師匠は9対1で嫌われてる」などと毒舌を吐きまくってきた。

 それを見て志らくは「泣きそうになった……」と苦笑い。「偉そう」とツイッターで批判されれば「私は実際に偉いのです」と返す志らくに、ファーストサマーウイカは「偉い割にコチョコチョコチョと偉い人の動き方じゃない」と言い放つ。この発言に「本質を突いてる」と同意し、自分は性格的に「小物」で、テレビでケンカしたことがないと明かした上で語ったのが、今週の言葉だ。

 志らくは1985年に立川談志に弟子入り。1年先輩には立川談春がおり、2人はライバル関係として切磋琢磨していくこととなる。90年代にはその談春と「立川ボーイズ」を結成。アイドル的な人気を得ていく。そして95年、談春に先んじて真打ちに昇格するのだ。

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