著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<56>イブとの別れ…神式の葬儀に続き、お寺の坊さんがお経を読む不思議な光景

公開日: 更新日:

 野崎幸助さんがなじみにしている闘鶏神社の宮司さんが神式の葬儀を行った後で、今度はお寺の坊さんがお経を読んだ。「記録を残しておいてくれ」と常日頃から口酸っぱくドン・ファンから言われていたので、私はカメラをあらゆる方向に向けてシャッターを切っていた。神妙なドン・ファンの姿は痛々しかったが、隣の早貴被告は私のレンズに顔を写されないようにしたいのか、長い髪を顔にかけるようにうつむいていた。

 彼女がイブを可愛がっていたのを見たことはない。エサをあげるのもドン・ファンだったし、散歩に連れていったこともなかった。

 イブは吠えることをほとんどしないし、社長以外の者に対してじゃれつくこともしない。おとなしい犬だった。家政婦の大下さんは優しい性格なのでイブのことを可愛がり、イブも大下さんには懐いているようだったから、彼女もイブの死はつらそうだった。

 宮司さんや坊さんにはリーガロイヤルホテルで購入したケーキセットの紙袋が渡された。それにしても不思議な葬儀だった。宮司さんと坊さんを呼ぶって誰のアイデアだったのか?

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲