著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<22>クリスマスイブに購入した愛犬の「イブ」

公開日: 更新日:

 2017年の夏過ぎに野崎幸助さんが夢中になっていた女性がいた。鮎子さん(仮名)だ。

 その5年ほど前、ドン・ファンは前妻と離婚していた。彼は、この2番目の妻に未練があり、何度も復縁をオファーしていたものの、願いはかなわなかった。10年ほど続いた結婚生活であったが、前妻は働き者で「アプリコ」の仕事にも熱心だった。気配りができる女性として従業員からの信頼もあった。しかし、浮気性のドン・ファンとのケンカは絶えることがなく、ある日、ベンツと共に家を飛び出していったのである。

 彼女は犬を飼いたいとドン・ファンにねだり、クリスマスイブに購入した愛犬は「イブ」と名付けられた。この時はミニチュアダックスフントのメス犬を2匹購入し、もう1匹は「モエ」と名付けられたのだが、しばらくして亡くなり、イブだけが残った。モエはシャンパンの名前から付けられたようで、アプリコが酒類販売をしていたからと聞いている。

■「ワシが死んだら遺産はイブに」

 子供がいなかったからなのだろうか、ドン・ファンはイブを実子のようにかわいがり、「ワシが死んだら遺産はイブにあげる」と周囲に吹聴していた。

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