元祖“ウルトラの女神”桜井浩子さん「『科特隊よ、永遠に』とお葬式写真を投稿、携帯が鳴り続けた」

公開日: 更新日:

 怪獣ドラマのさきがけだけに、苦労もよろこびも大きかった。当時の仲間とは今も仲がよいという。

あの頃は、現場にいる女性は3人だけ。女優とスクリプター(撮影シーンの内容などを記録管理する担当者)とヘアメーク。仲良し3人で『先に死なないでくれ』と言い合っています」

■イデ隊員の死去を機にツイッターを開設

 桜井さんに「Q」「マン」で最も好きな回を聞いてみた。すると「ジャミラ」と即答。宇宙飛行士が不時着した星で変異し、怪獣の姿となって故郷の地球に戻ったという物語だ。

「台本を読んで、私はなんていい仕事をさせてもらってるんだと思いました。人間の悲しさが描かれたドラマです。あの回の二瓶ちゃんはかっこよかったねえ」

 イデ隊員を演じた二瓶正也さんのことだ。二瓶さんは、昨年8月に死去した。桜井さんはそれを機にツイッターを始めた。

「二瓶ちゃんを悼むファンの声がネット上でたくさん広がっていると聞きました。誰かがその思いを受け止める場をつくらないといけない。それまでツイッターなんてやったことなかったんですけど、私がやるしかないと思って。『科特隊よ、永遠に』とお葬式の写真を上げたら、3日くらい、ずっと携帯が鳴り続けました」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋