桜田淳子と旧統一教会の45年…全盛期の19歳で入信、10年以上隠しながら34歳で合同結婚式へ

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 松田聖子郷ひろみのように、いまなお熱い声援を浴び続けるスターはほんのひと握り。星の数ほど現れ消えていったアイドルたちの光と影。第1回は、本人不在のまま、いま再び脚光を浴びる桜田淳子だ。

 韓国ソウルのオリンピックスタジアムで晴れやかな笑顔をふりまくウエディング衣装姿の桜田淳子。隣には新体操のスター山崎浩子の姿も……。

 1992(平成4)年8月25日に行われた統一教会の合同結婚式。当時、桜田淳子、34歳。

 合同結婚式の写真は日本のテレビで何度も取り上げられ、誰もが画面にクギ付けになった。

「♪ようこそここへ クッククック──」。ショートカットに帽子姿の桜田淳子が歌う「わたしの青い鳥」を口ずさみながら育った世代には、とりわけ忘れられない30年前の衝撃的な光景だった。

 何が衝撃的か──よりによって霊感商法で「反社会的」のレッテルを貼られた旧統一教会の信者だったこと、相手は教祖が勝手に決める見ず知らずの男性、さらに何百・何千組のカップルに交ざって集団結婚式を挙げる……。???ばかりだった。

 極め付きは、週刊誌などが報じた初夜の儀式。

 結婚後40日、男女は禁欲生活を送ったあと、1日目と2日目は女性上位でセックスし、3日目は男性上位で避妊せずにセックスする──。

 それを知った往年のファンは腰を抜かさんばかりに驚いたものだった。

「われらがアイドル淳子ちゃんはどうなっちゃったんだ!」

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