保守系の週刊新潮・週刊文春にも叩かれる高市早苗の薄っぺらさ
私は高市早苗首相が嫌いだ。
理由はいくつもある。一つは、子供の夢を壊す人間に、この国の未来を託すわけにはいかないからだ。
1972年の日中国交正常化以来、子供たちの“国民的アイドル”になったパンダが一頭もいなくなる。前から決まっていたことだが、中国との関係がこれほど冷え切っていなければ、上野公園のシャオシャオとレイレイに代わるパンダが、中国側の好意で贈られるという希望はあった。だが、「台湾有事」という致命的な失言をした高市日本に習近平がそうした“配慮”をすることなどないだろう。
高市首相よ、日本中の子供たちの悲鳴が聞こえないか?
■「鉄の女」ならぬ「カンナくずの女」
政権が発足して2カ月経つが、高市首相の発言や政策を追っていると、どれもこれも「場当たり的」でしかない。台湾有事をめぐる唐突で強硬な答弁と、その後のお粗末な対応。財源の裏付けが薄いバラマキ的経済政策。日本維新の会との議員定数削減合意──いずれもその場をしのぐために妥協に妥協を重ねているだけで、「信念を持った保守派宰相」という前宣伝は虚妄に過ぎなかったことがはっきりした。


















