紀藤弁護士が霊能者出演番組に“懐疑的ツイート”…再注目される「占い・心霊番組」のあり方

公開日: 更新日:

 旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の問題がクローズアップされているタイミングで、霊感商法と認定された宗教団体の主宰者が登場。これにはSNSでも〈下ヨシ子はほん怖スタート時からのある意味レギュラーだから出ても仕方ないね 霊感商法の片棒担ぎを20年以上やってきてんだよフジテレビは〉〈なぜこの時期に #フジテレビ は #霊感商法 で訴えられた過去のある #心霊研究家 の #下ヨシ子 なんかを起用したのだろう。〉と疑問の声が出ている。

 もっとも、下氏が不定期出演する「ほんとにあった怖い話」はスタートから23年、同じくフジテレビ系「奇跡体験!アンビリバボー」も、今年25周年を迎える。長年、下氏は霊能者としてテレビ局に起用されている。たしかにこの手の番組は高視聴率で、他局でも過去にテレビ朝日系「国分太一美輪明宏・江原啓之のオーラの泉」(05年から09年までレギュラー化)や、いまは亡き占術家・細木数子氏が出演したTBS系「ズバリ言うわよ!」(04年から08年)などが放送されていた。

 07年3月には、番組名は出していないものの、全国霊感商法対策弁護士連絡会がNHKや民放連に霊感番組是正の要望書を提出している。また「ズバリ言うわよ!」では、放送倫理・番組向上機構(BPO)が細木氏の「地獄に墮ちる」などの発言を問題視したと報じられた。常に「占い・心霊番組」は問題が指摘されてきた歴史がある。

 近年、再び占い番組ブームが来ているが、今回の旧統一教会問題から「占い・心霊番組」のあり方が問われそうだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表が街頭演説でブチまけた激ヤバ「治安維持法」肯定論

  2. 2

    「自公過半数割れ」後の大政局…反石破勢力は「高市早苗首班」で参政党との連立も

  3. 3

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  4. 4

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    トップ清水賢治社長に代わったフジテレビの“アニメ推し”が目に余る

  2. 7

    参院選和歌山「二階vs世耕」は血みどろの全面戦争に…“ステルス支援”が一転、本人登場で対立激化

  3. 8

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  4. 9

    長嶋茂雄さんの引退試合の日にもらった“約束”のグラブを含めてすべての思い出が宝物です

  5. 10

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった