ウエストランドが毒舌漫才で優勝も…M-1グランプリで“変則的コント漫才”が目立ったワケ

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「漫才か否か論争」再燃の気配も

 決勝前は“実力が拮抗していて本命不在”といわれていた大会だけに、演じる順番など、展開次第では、これらのグループが優勝した可能性は十分にある。そうなった場合、一昨年の大会で、マヂカルラブリーが優勝した際に起きた「漫才か否か論争」が再燃しそうな気配はあった。

 こうした“新しいタイプの漫才”について、昨年まで審査員を務めていたオール巨人(71)は自身の著書「漫才論」(ヨシモトブックス)の中で「漫才は“新化”している」として、マヂカルラブリーのネタについてこうつづっている。

「僕はというと『あれは漫才や!』と今も全面的な支持はできないですね(笑)。いや、漫才師とは認めていますよ。それまでに予選、準々決勝、準決勝と勝ち抜いて優勝しているわけですから」

 そして、あくまで“僕の漫才論”と断った上でこう続ける。

「しゃべくり漫才を“漫才”としてほしいんですよ。僕たちの先輩が代々築き上げてきた、ラジオで聞いても面白い漫才が王道だと。プロとして相当な実力がないと、しゃべくりだけでは笑わせられませんからね」

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