(5)儂らを盾にして生き残れ
佐助は荷車に寄りかかるように崩れ落ちた。
「助かった……のかな」
佐助はそう言ったのだが、左隣にいる与作からは返事がない。見ると、与作は体を荷車にあずけたままでこちらに背を向けている。
「なあ、与作さん」
肩を揺らすと体がこちらに向かって倒れ込んでき…
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