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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

「なにわ男子」大人気の必然 ジャニーズの戦略は大企業のヒットの法則と同じ

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 読者のみなさんは、ジャニーズのイケメングループ「なにわ男子」の道枝駿佑(20)が今、大人気になっているという話を聞いても、大半が「誰?」という反応だと思う。若い女子たちでなければ、興味もないと言われそうだ。

 だが、彼はグループでデビューして1年ほどで映画「今夜、世界からこの恋が消えても」に主演し、海外でも大きな反響を呼んでいるとなれば納得するだろう。タレントを商品と捉えれば、綿密なリサーチ、販売計画、売り込み方といったものは、ビジネスパーソンの仕事のヒントになるのではないか。

 まず、この道枝駿佑の現在を知っておこう。彼がメンバーのユニット「なにわ男子」は、結成されたのが4年ほど前の2018年で、CDデビューが21年11月。昨年のツアーでは、全国40万人を動員する大きな売り上げをあげた。ファンの女性たちがチケット代やらグッズ代で、ひとり1万5000円平均を使ったとすると、ザッと60億円の売り上げになる。

 そのなにわ男子の中でも、1、2を争う人気の道枝は、昨年春にはドラマ「金田一少年の事件簿」でも主演に抜擢されている。前出の映画「今夜──」は興行収入15億円突破のヒットとなり、昨年11月に韓国でも公開され10億円を超える興収をあげてみせた。これだけ稼いでくれれば、ジャニーズとしては狙い通りだ。

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