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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

「なにわ男子」大人気の必然 ジャニーズの戦略は大企業のヒットの法則と同じ

公開日: 更新日:

 新しいアイドルのつくり方だが、ジャニーズでは「ジャニーズJr」という若い候補生を集めて歌やダンスのレッスンをさせ、その中で光る素材を見つける。その後、いいと思われる者を集めてユニットをつくり、そのチームをすでに売れているグループのバックダンサーとして使う。ライブでは人気のグループの衣装替えのところで、さりげなく1曲歌わせたりする。ジャニーズファンは、そんな時に若手をチェックしている。

■商品開発、リサーチ、販売

 つまり、定番の売れ筋商品がある。その商品に試作の新製品を付け、評判や評価をチェックする。その後はリサーチを積み重ね、「これは間違いない」となったら大々的に宣伝して売り出し、CMにあたるテレビや映画などで露出を増やしていく。

 これまでの実績からスーパーやコンビニであれば陳列棚が用意されているようなもので、業界も一枚噛んでおこうとなる。ウィンウィンが狙えるので、製作側も起用(陳列)しやすい。

 大企業のヒット商品もまったく同じだろう。アイドルといえど、商品開発、リサーチ、販売は重要。ジャニーズはそれを何十年と続け、そしてまた「なにわ男子」を出してきた。

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