NHK「らんまん」万太郎の“植物図鑑”発想のヒントになったのは?

公開日: 更新日:

 東大植物学教室に通う槇野万太郎(神木隆之介)。当初は「よそ者」扱いされて、寂しい時間を過ごしていたが、並大抵じゃない植物愛と持ち前の明るい性格で、だんだん東大生たちに受け入れられてきた。さらに、将来の妻となる和菓子屋「白梅堂」の寿恵子(浜辺美波)との距離も少しずつ近くなってきているようだ。(以下、ネタバレあります)

  ◇  ◇  ◇

 寿恵子はいつの間にか万太郎が店に寄るのを待っている様子。和菓子職人の文太(池内万作)が、万太郎の描いた牡丹の絵を参考にヨモギを使った和菓子を作った。葉の形も色もお見事で、食べてしまうのがもったいないほどの艶々で美しい。寿恵子が万太郎に早く見せたいと思って待ちくたびれていると、万太郎が登場。

「槙野さん、いらっしゃいませ。お待ちしてたんですよ」という寿恵子の嬉しそうな顔がかわいい。牡丹の葉を真似た和菓子を見た万太郎は大喜び。そして母の好きだった「バイカオウレン」の花の絵を見せながら亡き母・ヒサ(広末涼子)の話をする。

 母を想いしんみりするが、万太郎はピンと閃く。それは植物画と文章を書いて植物図鑑を作ることだった。閃きの瞬間に感極まって「寿恵子さんのおかげじゃぁ」と寿恵子の手を握って大はしゃぎ。寿恵子は一瞬びっくりするが、一生かけて日本中の植物を描くという発想に、長編「里見八犬伝」を28年かけて書いた曲亭馬琴を重ねてまたもや悶絶。SNSでは《二人の馴れ初めも待った無しの時が近付いて来た》《二人のやりとりが可愛くて癒やされる》《寿恵子の方向性が見えたかも。生涯かけた推し活って感じになるのかもね》など2人の会話に沸いた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」