市川猿之助はジャニー喜多川と同じだったのか、それとも伊丹十三か?

公開日: 更新日:

「猿之助さんを拒絶したら怖い」というイメージが、一門の中には充満しているという。長年、澤瀉屋で役者をやってきた者も猿之助に嫌われれば、エキストラのような役しか与えられない。仕事のため、将来のためと自分に言い聞かせて我慢すれば、猿之助の覚えがめでたくなり、芸歴や実力には不相応ともいえる役を与えてもらえる。

 歌舞伎の世界は男社会である。同誌の中には「澤瀉屋周辺では、そうした猿之助さんの行動は知られた話で、周囲は、“今日は彼が腕枕要員だったんだな”という目で見るばかりだと言います」(劇場関係者)という記述もある。

 これが事実だとしたら、絶対的な権力を持つ者が、自分の欲望を満たすために下の者を性的に蹂躙(じゅうりん)していたジャニー喜多川のケースに酷似しているのではないか。

 なぜ一家心中を図ったのか、猿之助の口から真相が語られることはないような気がする。(文中敬称略)

(元木昌彦/「週刊現代」「週刊フライデー」元編集長)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償