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芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

小林麻耶の告白は99%真実 この目で見た妹・麻央さんの哀しき晩年と市川海老蔵の夜遊び

公開日: 更新日:

 小林麻耶(42)がYouTubeで、妹・麻央さん(享年34)の闘病中の市川海老蔵(44)の行状を暴露し、梨園関係者を大慌てさせている。麻耶は麻央さんが入院当初の頃の話として、「(海老蔵は)病室に5秒いるのが精いっぱいでしたよね。『え、何すればいいの。いられないんだけど。帰るわ』って。私、すごい人だなって思いました」と振り返った。麻央さんの極秘入院が公になった6年前の夏、海老蔵の一挙手一投足を見逃すまいと週刊誌クルーは彼の自宅前に張り付いていた。

 麻耶の証言が事実であるとすれば、当時の海老蔵は病室にはほんの数分顔を出すだけで、自宅と仕事場や稽古場を往復する生活だったことが想像できるが、当時の取材の現場の声はそれとは違っていた。

「海老蔵さんが自宅でじっとしていることはほとんどありませんでしたね。タニマチやごひいき筋との仕事上の約束もあったのでしょうが、夜になると必ずと言っていいほど外出していました」(女性誌カメラマン)

 張り込み取材で印象的だったのは、海老蔵本人による“車両チェック”だ。彼は自宅周辺に駐車してある車を丁寧に1台1台細かくチェックしながら、時に自らのスマホに保存してあるマスコミ各社の車両ナンバーと照らし合わせていた。

海老蔵は民間治療の中断を許さなかった

「麻央さんが病院で孤独と闘いながら大変な思いをしているのに、夜な夜な出歩く海老蔵の姿に、思わず他誌の記者に『あの人、大丈夫なのかな?』と漏らしたことがあります」(前出の女性誌カメラマン)

 そして2016年暮れには、海老蔵と京都・祇園の舞妓さんの密会報道も飛び出した。

 筆者の心が激しく痛んだのは、麻央さんの治療に関する麻耶の告白だ。麻耶はYouTubeで「妹が標準治療にいくまでに空白の時間がありました。その民間治療を勧めていたのは海老蔵です。私たち家族は何度も病院に行こうと説得しましたが、(妹は)『もうちょっと待って』と。そして亡くなる直前に『あの治療をやめたいって(海老蔵)に何度も言ったんだ。でも、やめさせてくれなかった』と(妹に)言われた」とも明かした。

 筆者自身、一時退院を許された直後に民間療法に駆けずり回る麻央さんを目撃している。実母に付き添われながら、数十メートル歩くのがやっとの状態だった麻央さんを、遠くから見ているだけでも胸が熱くなったことを昨日のことのように記憶している。あの日は、麻央さんは早朝から夕方まで民間クリニックへの移動を繰り返したが、その治療中も海老蔵の姿を見ることはなかった。別の日に追跡取材した週刊誌記者も、「麻央さんのそばにいたのは麻耶だけだった」と言っている。

 立っているのもやっとの状態だった麻央さんの姿を肉眼で見た筆者からすると、麻耶がデタラメな主張を並べ立てているとはどうしても思えない。ちなみに、麻央さんの闘病期間中に自宅近くのウインズで馬券を購入する海老蔵の姿も目撃されている。

 ただ、麻耶の証言で一つだけ腑に落ちなかった点もある。麻央さんは「苦しいよ。死にたいよ。離婚したいよ」と麻耶に漏らしたという。長男・勸玄君と長女・麗禾ちゃんの成長が最大の生きがいだった麻央さんは、「勸玄が立派な歌舞伎役者になってくれるのを見守るのが私の夢だから」と常々繰り返していたと聞く。知る由もないが、本当に“離婚”の2文字を麻央さんが口にしたのかどうかだけが引っ掛かった。

 いずれにせよ、麻耶の捨て身の証言のインパクトは計り知れない。これから麻央さんが見守ろうとした勸玄君と麗禾ちゃんの成長に影響を及ぼさないことを祈るばかりだ。

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