視聴者の不満は遅いテンポと既視感…TBS系ドラマ「ペンディングトレイン」が苦戦のワケ

公開日: 更新日:

 さらに“不振”要因の一つが、「既視感」だという。

「過去の世界に戻ったり、未来に行ったりする、いわゆるタイムトラベルの映画ドラマは、これまでも数多く作られてきました。そのため、視聴者は『この設定、どこかで見たな』と飽きてしまうのです。今回の作品は楳図かずお氏の漫画『漂流教室』が原作となった、2002年のフジ系ドラマ『ロング・ラブレター~漂流教室~』と設定が似ていると指摘されているため、なおさらなのでしょう」(芸能ライター)

 第6話の終わりの場面では、夜空に怪しく光るオーロラが出てくるのだが、この場面は2000年に公開された、タイムトラベル映画の「オーロラの彼方へ」が思い出される。

 初回のオープニングで畑野が抱いていた乳児は何なのか。突然、登場した物理学教授(蓮見涼平)役の間宮祥太朗(29)はどんなカギを握っているのか。謎解きはまだまだこれからだが、これまでの作品にないアッと驚く展開を期待したい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」