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羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

16年間の連載に幕…最後に私が考える「ゴルフを長く楽しむ秘訣」を教えます

公開日: 更新日:

 米ツアー「ジョン・ディア・クラシック」で久常涼が通算16アンダーの9位で終えました。4月の「バレロ・テキサス・オープン」以来、10戦ぶりのトップ10入りです。

 久常については何度か触れてきた通り、予選会から欧州ツアーに参戦し、ランキング上位で米ツアーに昇格。3年目の今季は、2月の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」で自己最高の2位となり、今回が今季5度目のトップ10入りで、着実に力をつけています。

 選手層の厚い米ツアーで100位以内のフルシード権を維持することは相当の覚悟と練習量が必要です。それを実践し、毎年コンスタントな成績を収め、2021年のマスターズで頂点を極めたのが松山英樹です。その背中を追う久常は、高い目標設定と、それを実現するために何をすればいいかを考え、少しずつ結果に結びついています。

 海外の日本勢は女子の活躍が目覚ましく、メジャー優勝さえ珍しくなくなった昨今。「だから、海外の男子プロは期待できない」と言わず、応援して欲しいです。

 さて、16年の長きにわたって続いた連載も今回が最後となりました。

 ゴルフファンの多くは、ご自分でもプレーする方がほとんどでしょう。日々の練習を欠かさない競技ゴルファーと仲間内で楽しむゴルファーとの違いはあっても、直径42.67ミリ以上のボールを同108ミリのカップに入れる打数を競うルールに変わりはありません。

 いわゆる「アベレージゴルファー」でもバーディーパットを決めたり、ホールインワンができるのは、同じ球技でも、野球サッカー、バスケットなどと違って相手に「邪魔」されることがないからです。静止しているボールを真っすぐ打つか、曲げるか、あらぬ方向へ飛んでしまうかは、すべて自分次第です。

 私はプロになって46年経ちますが、試合になれば100%フェアウエーをキープしたり、グリーンに乗せることは難しい。アマチュアの皆さんと同じく、小さなボールはこちらの思っているようには飛んではくれず、ミスの連続でストレスがたまることもあります(笑)。

 仕事をしながら、またはリタイアしてからもゴルフを長く楽しむ秘訣は何か?

 難しいことはありません。今はインターネットで新理論が氾濫し、ドライバーからパターまでレッスン画像も即座に見ることができますが、すぐに真似をせず、まずは自分の基本の形を見つけること。その上で、できることを伸ばし、できないことは無理して挑戦しない。それが長くゴルフを楽しむ秘訣です。

 ご愛読ありがとうございました。皆さんのスコアアップをお祈りします。 (おわり)

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