6月20日に亡くなった美輪明宏の出発点は銀座の「銀巴里」を中心にしたシャンソン歌手だったが、生涯情熱を傾けたのは演劇活動だった。
美輪は「メケ・メケ」が大ヒットし、「神武以来の美少年」としてメディアの寵児となったものの、週刊誌で同性愛者であることをカミングアウト。“性と生の深淵”を詞に込めた自作自演の歌は当時の観客に理解されず、人気が急落。長い間、不遇をかこっていた。
しかし、「ヨイトマケの唄」(1965年)のヒットで人気が再燃。映画にも出演したが、端役に過ぎなかった。
美輪の俳優としての才能を見抜いたのが寺山修司だ。