視聴者の不満は遅いテンポと既視感…TBS系ドラマ「ペンディングトレイン」が苦戦のワケ

公開日: 更新日:

 26日に放送された連続ドラマ「ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と」(TBS系、第6話)の平均視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ)が世帯5.4%、個人3.0%となった。

「恋はつづくよどこまでも」「着飾る恋には理由があって」などを手がけた脚本家、金子ありさ氏のオリジナル作品で、通勤や通学などの乗客で混み合う列車が突然、急停車すると、車外には携帯電話の電波も通じない見知らぬ世界が広がっていた……というストーリー。

 主人公のカリスマ美容師、萱島直哉を山田裕貴(32)、正義感あふれる消防士の白浜優斗を赤楚衛二(29)、高校の体育教師、畑野紗枝を上白石萌歌(23)がそれぞれ演じているのだが、初回視聴率が7.6%だったことを考えると、やや苦戦していると言わざるを得ない。

 ネット上では《最初は良かったけれど、ダラダラとした人間関係の描写がずっと続いて面白くない》《元の世界に戻れるのか、戻れないのか。これから、どうするのかという話が全然出てこない》……などと、最近は若者らが映画やドラマを「倍速視聴」する傾向にあるからなのか、ストーリー展開のテンポの“遅さ”に不満を抱いている視聴者は少なくないようだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」