「鳥は飛びながら眠る」渡辺佑基著
「鳥は飛びながら眠る」渡辺佑基著
野生動物を研究する目的は、どのように厳しい自然環境を生き延び、次世代に命をつなぐのかを明らかにすること。そのためには彼らの日常の行動について事細かな情報を集めなくてはならない。それを可能にするのが動物の体に小型の計測機器を取り付ける研究手法「バイオロギング」だ。
本書は、バイオロギングの技術を用いた研究で明らかになった動物たちの知られざる生態を紹介するサイエンスエッセー。
体を横に60度ほど倒して泳ぐシュモクザメや、日中40度ある体温が夜は5度まで下がるハチドリなど、生き物たちのエネルギー節約術=怠け術をはじめ、「ヒヒは多数決で行き先を決める」「アザラシは一晩に4000回も狩りをする」など、動物たちの「食べる」「眠る」「産む、育てる」「群れる」姿に隠された生物進化の仕組みを考察する。
(中央公論新社 1232円)


















