阪神の今秋ドラ1は「投手」か「野手」か…方針を左右するキーマン“2人の名前”
「今年はドラ1の人選が難航するのではないか」
阪神の今秋ドラフトに関して、コーチ経験のある球団OBがこう言った。
「今季のチーム成績で言えば、チーム打率.251、282得点、58本塁打はリーグトップ。一方、近年は投手王国を築いてきたものの、チーム防御率3.06は昨季の2.21から大幅に悪化している。先発ローテは高橋、村上、才木、大竹の4人は機能しているものの、5番手以降は流動的。投球回は35歳のベテラン西勇が30イニングでチーム5位にランクインするなど、苦しい状況。救援陣もセットアッパーの及川、桐敷が不振で、ドリスが抑えをやっているくらいだから、決して盤石とは言えない。阪神はドラフトと育成を柱としたチームづくりをしている以上、即戦力投手の指名は急務です」
とはいえ、チームの状況次第では、中軸候補となる大型野手の指名を視野に入れる必要があるという。前出のOBが続ける。
「今オフ、主砲の佐藤輝がポスティングでメジャー挑戦する可能性がある。昨秋ドラ1の立石は一軍に定着するまで時間がかかりそうだし、打線の核が抜けるとなれば、野手の補強にも目を向ける必要があります」
阪神打線の破壊力は、佐藤輝に加え、森下、大山がクリーンアップを形成しているからこそ。中でも大黒柱である佐藤輝が抜けるとなれば、攻撃力の低下は必至だ。
「今秋ドラフトの方向性を決定するうえでカギを握るのは、開幕直後の4月に腰部の張りで二軍落ちした24年ドラ1左腕の伊原、今季プロ初登板を果たした23年ドラ1右腕の下村の2人でしょう。伊原が復活を果たし、下村がローテ入りして順当に白星を積み重ねれば、思い切って野手を1位指名しやすくなる。候補は外野手の榊原七斗(明大)、捕手の渡部海(青学大)あたりになるでしょう。しかし、伊原と下村が期待通りの活躍ができなければ、投手指名に舵を切らざるを得ない。1位で競合必至といわれる左腕の米沢友翔(関大)、右腕の鈴木泰成(青学大)を指名することになるのではないか」(前出のOB)
その阪神は6日、投打二刀流のドラフト1位候補である菰田陽生(山梨学院)を関東地区担当の吉野スカウトが視察したという。
ドラ1は投手か野手か、藤川監督はドラフト直前まで頭を悩ませそうだ。


















