著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

早すぎる反省は成長につながらない…正しい学習を妨げる

公開日: 更新日:

 もっとこうすればよかった──。何かに挑戦するときや、新しいことを学ぼうとしたとき、後悔はつきものです。皆さんは、後悔が頭をよぎるのは、どんな瞬間でしょうか? やり始めて間もない頃か、それとも一通りやってみた結果、後悔に至るのか。スタンフォード大学のペトロヴァらは、そんな後悔のタイミングに関する興味深い研究(2025年)をしています。

 ペトロヴァらは、新しいことを学ぶときに「いつ後悔を感じるか」が、その後の学習の成績にどう影響するかを調べるために、被験者に「果物狩りゲーム」という、3本の木からどれか1本を選んで果物を収穫するゲームをしてもらいました。

 このゲームは、木によって熟した果物(+1点)が出る確率が異なり、参加者はゲームを進めるうちに、どの木が良いか(報酬確率が高いか)を学んでいくというものでした。その際、被験者を次の3つのグループに分けました。

①コントロールグループ:後悔について何も聞かれない。

②「早期後悔」グループ:ゲームの最初の30回で、失敗(0点)するたびに後悔の気持ちを報告するよう求められる。

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