「貧血」は認知症のリスクを60%アップさせる…脳の酸欠が関係?
みなさんは健康診断で「少し血が薄いですね」と指摘されたことはありませんか? 「フラッとするだけ」「年のせい」と見過ごされがちな貧血ですが、その認識は見直した方がよさそうです。
世界的な医学誌「JAMA Network Open」に掲載された研究では、約2200人を9年間追跡した結果、貧血のある人はそうでない人に比べて認知症の発症リスクが約1.6倍、つまり6割以上も高いことが報告されました。
さらに注目すべきは、血液の状態と脳の変化が結びついている点です。この研究では、アルツハイマー病に関連する異常タンパク質(p-tau217)や、神経の損傷を示す指標(NfL)といった血液で分かる脳のサインも測定されています。その結果、貧血の人ほどこれらの数値が高い傾向が確認されました。
つまり、「疲れやすい」「立ちくらみがする」といった症状の裏で、知らず知らずのうちに脳のダメージが進んでいる可能性があるということです。特に貧血と神経損傷の指標が重なると、認知症リスクは3倍以上に跳ね上がるケースも報告されています。


















