(4)中尾ミエさんが出会った芸能界、そして人生の先輩たち「たくさんの“いい先生”に巡り合えた」

公開日: 更新日:

 意識していたわけではないし、損得を考えていたわけでもない。誤解を恐れずに言えば、年上の方から“親身になってもらえる”なにかが、私にはあったのかも……。私自身もそうした方々に自然に“なつける”タイプだったかもしれません。そんなふうに育ててくれた親に感謝しなくちゃね」

 そして、具体例を紹介してくれた。

「森繁さんからは挨拶の大切さを教えていただきました。その後も“意味もなく今日が終わる。びっくりすることもなく明日があける”という書き出しではじまる人生訓のような色紙も書いていただいて、いまも大切にしています。この年になって改めてその言葉の意味をかみしめています。坂本九さんからは“仕事に上下の隔てなし。仕事の態度に上下あり”という仕事への心構えを教えていただきました。越路吹雪さんからは“ドレスはいつもいいものを着なさい”、淡谷のり子さんからは“エステには通いなさい”と芸能人、女性としての基本的な姿勢を教わりましたね」

■芸能界は「職場であり学校」だった

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景