寿美花代の“卒親宣言”は終活の手本に…高島ファミリーの大邸宅から施設入居の報道

公開日: 更新日:

 高島ファミリーの大邸宅から、寿美花代(91)の姿が消えたと発売中の「女性セブン」が報じている。同誌によると、昨年あたりに施設に入ったのだという。

 夫・高島忠夫(享年88)、高嶋政宏(57)、政伸(56)の2人の息子たちとともに家族で歌番組に出演するなど“芸能一家”でお茶の間に親しまれてきた高島ファミリーだったが、いつの間にか息子同士の確執が報じられ、2人は共演NGに。夫の高島は、1998年にうつ病を発症。一時は回復するも、パーキンソン病を患い、心臓にペースメーカーを入れるなど20年近い闘病生活ののち、2019年に逝去。その間、献身的な介護をしたのは寿美だった。

■昔の女性らしい“弱いところを見せない”選択

 夫亡き後は、大邸宅で1人で暮らしていたが、さすがに日常生活に不安が出てきたのだろうか。近年では政宏はコロナを理由にコミュニケーションをとっていないという情報もあり、心配されていた。芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。

「愛着のある自宅を出たということは寿美さんの“卒親宣言”でしょう。自宅にいると皆が心配しなければならず、申し訳ないとご自身の意向で施設に入られたのだと思います。夫を最後までみとり、息子たちに迷惑をかけないで自立するという、まさに昔の女優らしい“弱いところを見せない”選択。政宏さんとも没交渉というより、それぞれの家庭を守ることに注力すべき、という母心で、あえて連絡もしないのでは。介護を献身的にこなし、自宅でみとったのは寿美さんの努力のたまもの。予算の問題はありますが、ある意味、高齢者の自立した生き方ともいえます」

 施設に入るというと子供が“老親を見捨てた”と言われがちな今、タカラジェンヌらしい、凜(りん)とした終活の手本を指し示したともいえるだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  2. 2

    渡辺謙63歳で「ケイダッシュ」退社→独り立ちの背景と21歳年下女性との再々婚

  3. 3

    やす子「ドッキリGP」での言動が物議…“ブチ切れ”対応で露呈してしまった芸人の器量と力量

  4. 4

    悠仁さま「友人とガスト」でリア充の一方…警備の心配とお妃候補との出会いへのプレッシャー

  5. 5

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  1. 6

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  2. 7

    悠仁さま「9.6成年式」…第1子出産の眞子さん、小室圭さんの里帰りだけでない“秋篠宮家の憂鬱”

  3. 8

    眞子さん極秘出産で小室圭さんついにパパに…秋篠宮ご夫妻に初孫誕生で注目される「第一子の性別」

  4. 9

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  5. 10

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 2

    萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ

  3. 3

    参政党は言行一致の政党だった!「多夫多妻」の提唱通り、党内は不倫やら略奪婚が花盛り

  4. 4

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  5. 5

    早場米シーズン到来、例年にない高値…では今年のコメ相場はどうなる?

  1. 6

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 7

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  3. 8

    伊東市長「続投表明」で大炎上!そして学歴詐称疑惑は「カイロ大卒」の小池都知事にも“飛び火”

  4. 9

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  5. 10

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も