著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

全米で急増する寄生虫に新たな感染源…レタスだけではなかった?

公開日: 更新日:

 アメリカで、激しい水様性下痢を引き起こす寄生虫「サイクロスポラ」の感染が急増しています。7月23日現在、感染は全米50州のうち41州に広がり、感染者は4173人と、前年合計の3.5倍に達しています。さらに調査中の人数を加えると1万人を超える見込みです。

 しかもここに来て、新たな感染源の疑いも浮上しています。

 今回の集団感染では、中西部5州の患者1644人が、ファストフード・チェーンのタコベルで提供された細切りレタスを食べたと見られています。そこから、特定の供給業者が扱うメキシコ産レタスまで辿り着きました。ただし、レタスから寄生虫が検出されたという発表は、その後、FDAの再検査で「偽陽性」だったと訂正されています。それでもレタスは依然として有力な感染源と考えられています。

 ところがこれとは別に、FDA(米食品医薬品局)は感染源不明の72人の新たなクラスターの調査に乗り出しています。つまり、今年の急増はレタス汚染だけでは説明できない。複数の食品や供給経路で汚染が起きた可能性があるというわけです。

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