夏の風物詩「花火大会」関係者から相次ぐ嘆き節…クマ対策だけじゃない、開催が危ぶまれる深刻運営事情
夏の夜空を彩る花火大会が、かつてない逆風にさらされている。物価高や人件費高騰による運営コストの上昇に加え、近年は全国各地でクマの出没が相次ぎ、新たな安全対策を迫られているためだ。警備員の増員や草刈り、クマよけの爆竹やスプレーの配備など、従来は想定していなかった費用が発生していて、関係者からは「開催を続けるだけで精一杯」と嘆き節も聞かれる。
8月初旬に東北地方で開催される花火大会の協賛者Sさん(50代/男性)は、こう話す。
「ウチの市では今年、市街地の中心部にクマが現れ、その後も毎日のように目撃情報が寄せられています。花火大会は今年も例年通り開催する予定ですが、花火を打ち上げる河川敷はとりわけ目撃情報が多い場所。7月上旬に業者を手配して草刈りを行い、電気柵を設置しましたが、もろもろ合わせたクマ対策に数百万円かかりました。当日は朝から爆竹を鳴らし、クマの足跡や糞をチェック。警備スタッフにはクマよけスプレーとホイッスルを配りますが、これも追加費用です。
主催者は企業への協賛依頼や街頭での募金活動、クラウドファンディングなど、様々な手を講じていますが、開催費用は膨らむばかり。頼みは有料席の売り上げですが、本番までもうそんな日数はないのに、結構売れ残っていて……。歴史が古い分、“誰でも見られる街の花火”という感覚が強く、お金を払って見るのには抵抗があるようです」
















