これは最悪の選択だ…「当事者」の東山紀之を新社長に据えるジャニーズ帝国の傲慢

公開日: 更新日:

 9月7日の会見に藤島ジュリー景子が出席し、ジャニー喜多川の少年たちに対する性的虐待を正式に認め、自らは辞任し所属タレントの中で最年長の東山紀之を社長に据えた。被害者たちへの補償は自らがやっていくと語った。

 ジュリーは東山を社長に据えた理由を、タレントの気持ちもわかりコミュニケーションが取れる人物だからだと答えた。

 だが、これは最悪の選択だと思う。なぜなら東山は、ジャニー喜多川の少年虐待をその目で見ている“目撃者”でもあり、ジャニーズJrの加害者でもあったかもしれないからだ。

 会見で東山は、失った信頼を取り戻すために命を懸けると抱負を語った。だが、最初の赤旗の記者に始まり、質問の多くが、東山自身がジャニー喜多川に性加害を受けたことはないのか、自らが加害をしたことはないのかに集中した。

 中には、本の中に東山の性加害について書いてあるがというものもあった。

 一例を挙げる。ジャニーズ性加害問題当事者の会のメンバーの平本淳也が1996年4月に出した「ジャニーズのすべて 少年愛の館」(鹿砦社)の中にこうある。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ