俺が思う中日低迷の要因は「普段から全力で練習していない」…春季キャンプから疑問を抱いていた

公開日: 更新日:
左が中日・嶋基宏ヘッドコーチ(C)日刊ゲンダイ

 楽天で共にプレーした嶋基宏が今季から中日のヘッドコーチになった。中日は俺の古巣であり地元。嶋がコーチのオファーを受けたとき、「行ってもいいものか」と電話で相談を受けた。

「中日に来てやってくれ。中日を強くしてくれ」

 そうお願いした。嶋には、名古屋というちょっと独特な環境に早く慣れてくれたらと思う。「落ち着いたらいつかメシでも行こう」なんて話もした。中日を立て直してくれることを大いに期待している。

 今季の中日の話をすると、まだシーズン序盤とはいえ最下位に低迷。ケガ人が続出した影響もあって、深刻な戦力不足に陥っている。

 なぜ故障者が多いのか。春季キャンプから見てきて、練習方法に疑問を感じていた。それは普段から全力で練習をしていないのでは、ということ。今は「追い込まない」「自制する」というのが主流。練習量は多いが、自分のペースで考えてメニューを組み立てるのがスタンダードだ。それゆえ、「10」の力で練習する機会がないんじゃないかと思う。

 試合で「7」や「8」の力でやるなら、練習も「7」「8」でいいだろう。でも、野手なら「ここは内野安打を取りたい!」と思ったら全力疾走するし、投手ならピンチの場面で「ここは何が何でも抑えなければ!」となれば、全力で腕を振るだろう。そうすると、普段の練習を「7」か「8」でやっていれば、そうした全力プレーが「10」を超えて120%になってしまう。

「10」で練習をしていない選手が急に「10」を超えてプレーすれば、当然、ケガのリスクは高くなる。

 そうならないためには、練習でメリハリをつければいい。アップ中のダッシュで3本は全力で走るとか、自分でタイムを測るとか、自分で自分を追い込むタイミングをつくっておく。それを続けていれば、開幕直後に肉離れで離脱した新外国人野手のサノーのような、瞬発的な動きによる故障は減ると思う。

 自分自身も練習ではメリハリを大事にしていたし、「自分なりの全力疾走」を欠かさなかった。バッティングはこだわりなんて全くなかったが、 

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