「朝メシまで。」ゴールデン進出! 真夜中に働く無名プロの仕事ぶりと朝食を好演出で紹介

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 ショウガ焼きに卵焼き、ミニトマトと、奥さんが作ったお弁当だった。

 京都・美山の湯葉職人は午前1時に豆乳の仕込みに入り、老舗料亭やホテルのランチに間に合わせるため、昼前までに毎日約2500枚の湯葉を作る。その間、休みなし。朝メシは、くみ上げ湯葉の卵かけご飯と湯葉の味噌汁に決めている。

 長野・南牧村の白菜農家は、甘みが増す夜間に収穫するため、深夜1時から8時までに4500玉の白菜を収穫・出荷する。朝メシは、白菜の浅漬けとおにぎり、ゆで卵を畑で食べる。

 いずれも、あれだけ働いたあとの朝メシは、さぞうまいだろうなあと思わせる演出は巧みだ。

 それにしても、ゴールデンタイムにお笑いバラエティーでなく、フツーの人々のお仕事と朝メシという地味な番組を持ってきた狙いはどこにあるのか。

「いま高校生に『大人になったらなりたいもの』を聞くと、男女とも1位は会社員なんです。理由は人の役に立ちたいから。まあ、会社員に限らず、自分の仕事をコツコツ真面目にやっている無名の人々こそ、カッコいいというわけです。高校生たちは帰宅して夕食を食べながらテレビを見るので、そのタイミングに合わせたのでしょう」(テレビ情報誌編集デスク)

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