八千草薫さんは役者たちの“駆け込み寺”…おっとりとした雰囲気で諭してくれた

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八千草薫の巻

 この連載を楽しみに待っていてくださる読者の皆さんは、やっぱりアラ還世代中心なのね。

 ここで何度か取り上げている「ちょっとマイウェイ」が、その世代中心に話題になって再注目されているって話を聞いてそう思ったんです。

 確かに、あのドラマはあの時代にしては革新的だったかもしれません。当時は忙しくてそんなこと気が付きませんでしたけど、女同士がルームシェアしている設定なんて、あのころはなかったんじゃないかな。セットにしても店の前を電車が通ったりとか、まだ注目される前の代官山を舞台にしているところとか。タイトルバックのイラストがカワイイって評判になったり。

 で、極め付きは荒木一郎さんの音楽ね。土曜日の夜9時にテレビの前に座ってあのイントロが流れてくるとワクワクしたもんですよって、多くの人に言われましたよ。アタシが歌っているんじゃないんですけどね(笑)。

「その後のちょっとマイウェイ」とかやったら面白いかもって、でももう、いない方が多いですからそれは無理として、今回ご登場いただくのは八千草薫さんです。

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