ジャニーズ問題で「NGリスト」よりみっともない…正義を振りかざす大手メディアの今さら感

公開日: 更新日:

 ジャニー喜多川氏による性加害問題。今月2日に行われた記者会見が物議を醸している。記者会見では質問されるのを避けるため、NGリストを作成していたスキャンダルである。会見ではNGリストに載った人の素行もどうかと話題になったが、その前に、ジャニーズの金儲けに加担しておきながら、ジャニーズが悪いと正義を振りかざしたマスコミがそもそもどうなのか。

 取材活動などでわかるのはテレビ、新聞の芸能村の住人の我が物顔、ジャニーズ全盛時の腰巾着ぶり。これまでかしずいてきたのに、記者会見では偉そうに質問したり、この期に及んで媚びたり。本当にどういうつもりなのか。

■どうして喜多川氏が生存中に戦わなかったのか

 落語家の立川志らく師匠がそんなマスコミをSNSで痛烈批判した。

「現在正義を翳(かざ)している芸能記者達に問う。あなた方も知っていたんだろ。何故声を上げなかったんだ? 巨悪に立ち向かっていくのがジャーナリストの使命なのではないのか」

「どうして喜多川氏が生存中に戦わなかったのか答えてほしい。生きている時に今のような記者会見が出来ていたら被害者の数を少しは食い止められたんだよ。おい!」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」