ジャニオタは性加害問題の“加害者”側か? 会見で自称ファンが投げかけた質問と入り組んだ関係性

公開日: 更新日:

 ジャニーズファンは被害者なのか、それとも加害者なのか……。故ジャニー喜多川氏の性加害について、ジャニーズ事務所が10月2日に2度目の記者会見を開いてから2週間が経つが、そんな論争がファンの間で交わされている。

 あの会見の終盤、「30年来のジャニーズの大ファン」「いろんなグループのファンクラブに入っておりまして」という女性ライターが指名されると、「私たちファンも、加害者みたいな言われ方をしているのはとても心外で」と持論を語り始めた。ある週刊誌記者はこんな見方を提示する。

「ファンは直接的な加害者ではありません。しかし、今回の問題の構造を考えてみてほしい。ジャニー氏の性加害拡大の背景には姉のメリー喜多川氏の隠蔽、放置があったと『再発防止チーム』が報告しています。メリー氏が『あのタレントを使うなら、ウチの子は出ない』というような圧力をかけ、『メディアの沈黙』が起こった。

 なぜ、テレビ局やスポーツ紙がメリー氏の言葉を飲み込んだかといえば、ジャニーズのタレントは人気があるからです。“人気”はどう生まれるのかといえば、ファンが付いているからです。つまり、ファンは直接の加害者ではないですが、残念ながらジャニー氏の片棒を担いでしまった面は否めません。ジャニーズ事務所のタレントにファンが付かなければ、メリー氏は誰からも相手にされない、ただのヒステリックな人という認識で終わっていますよ」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋