ゴルフ場にはライフスタイルの多様化に合わせたラウンド方式が求められている
先月のこの項で、高齢者ゴルファーのゴルフ離れに関する2025年問題を取り上げたが、12月1日に発表された帝国データバンクの調査が興味深い。ゴルフ場市場が4年連続の増加で、6年ぶりに8000億円台を回復したという。この分析によれば、コロナ禍を経て、ゴルフをやめていた人が戻り、訪日客の増加や若者、女性などの新規層が増えた結果によるものだそうだ。
ゴルフ場へ行くと、コロナ禍の前より若者や女性が多くなったように思うが、その一方で、時間や経済的に余裕の出てきたOLや子育てが一段落した主婦の中には、ゴルフに興味を示しながらも、「一歩踏み出せない」という話も耳にする。
数人の主婦に具体的な理由を聞いてみた。
①ゴルフ場が遠く、費用もかかる(プレー代の他に交通費や宅配便代などで出費がかさむ)。
②プレー時間が長すぎる(スループレーがなく、一日がかり)。
③ランチの量が多く、料金も高い。
④電車で行く場合、多くのゴルフ場に送迎バスがなく、タクシー代が高額。


















