ジャニオタは性加害問題の“加害者”側か? 会見で自称ファンが投げかけた質問と入り組んだ関係性

公開日: 更新日:

『ファン=加害者』とは言い切れないにしても、タレントに人気がなければ、ジャニー氏が性加害の現場となった原宿の一等地に合宿所を借りたり、高級マンションに住んだりするのは無理だったことも間違いない。

ジャニーズ事務所を資金面で支えてきたジャニオタ

「たとえば、カルト宗教にハマってしまった人には二面性があります。まず、洗脳されたという意味での被害者の側面です。一方、友人に入信を勧めたり、家族の資産を献金したりして、教団を支える加害者の側面もある。たくさんのお金を注ぎ込む狂信的なジャニーズファンはまさに事務所を支えてきたわけですよね。さらに踏み込めば、ジャニーズのタレントはジャニー氏の性加害に遭っているかもしれない点では被害者の可能性がある。でも、テレビなどでジャニー氏の面白エピソードなどを語り、性加害の側面を感じさせなかった点では加害者とも言えます。番組を見てジャニーズ事務所に親近感を覚えて、門を叩いた人はいたはずですから」(前出の芸能記者)

 ジャニーズのファンもタレントも直接的に何か悪い事をしたつもりはないだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」