著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【湯葉】大豆を凝縮した良質な植物性タンパク質源が 悪玉コレステロールを下げる

公開日: 更新日:

 湯葉は、温めた豆乳の表面に形成される薄い膜をすくい上げて作られる食品で、豆腐と同様に大豆と水のみを原料としています。その起源は中国の精進料理で、禅宗文化とともに日本へ伝わったそうです。日本では室町時代の文献にも記録が見られ、特に京都では良質な水と食文化をもとに、精進料理や懐石料理の重要な食材として発展。冷蔵技術が未発達だった時代には、乾燥させた干し湯葉が保存食として工夫され、行事食や日常食としても用いられてきたんですね。

 湯葉という名前には、豆乳の表面にできる膜のしわを「姥」にたとえた説、「上」の部分をすくうことから転じたとする説があり、いずれも湯葉の生成過程を映した由来です。

 栄養学的には、大豆由来のタンパク質と脂質が比較的凝縮された食品で、良質な植物性タンパク質源といえるでしょう。大豆タンパク質については、ヒト介入試験を含む複数のメタ解析により、血中LDLコレステロールを有意に下げることが報告されています。もちろん単一食品だけを取って大きな改善が得られるものではないので、肉類や高脂肪食品の一部を大豆食品に置き換えるなど、食事全体の工夫が重要になってくるでしょう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ