ホワイトソックス村上宗隆の成否を左右する35歳ベテラン打撃コーチの手腕
ルーキーにとっては心強い存在になりそうだ。
村上宗隆(25)が入団したホワイトソックスに今オフ、打撃コーチとして招聘されたデレク・ショーモン氏(35)。その手腕には定評があるからだ。
独立リーグで2012年に現役を引退し、指導者に転身、30代半ばながら来季、コーチ歴14年目を迎えるベテランだ。
今季までアシスタント打撃コーチを務めたマーリンズでは、ホワイトソックスと同様に若手主体のチームの底上げに貢献した。
中でも、オリオールズ時代から未完の大器と期待されながら、伸び悩んできたカイル・ストワーズ外野手(27)は、ショーモン・コーチの指導を受けて飛躍的に向上。これまで24年の3本塁打がキャリアハイだったが、今季は25本(打率.288、73打点)と量産した。大リーグ機構推薦によって自身初のオールスターに選出され、ナ・リーグ外野手部門のシルバースラッガー賞の最終候補にエントリーされた。
ショーモン・コーチの指導法は至ってシンプルだ。近年、メジャーで注目されているチェース率(投手はボール球を振らせ、打者はボール球に手を出す)の向上を重視。同コーチは単に悪球に手を出さないだけではなく、徹底して狙い球を絞ることを意識させているという。


















