「当事者の会」40代メンバーの死…旧ジャニーズ“10.9声明”が誹謗中傷を助長させた可能性

公開日: 更新日:

 故・ジャニー喜多川氏(享年87)による性加害問題で、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」にも所属していた大阪市の40代の被害者男性が、先月中旬に箕面市の山の中で亡くなっていたことが判明した件。男性は5月に旧ジャニーズ事務所に性加害を訴えたにも関わらず、放置されていたことが明らかに。旧ジャニ―ス事務所(SMILE-UP.)は肝心な被害者に耳を傾けていなかったという疑惑が持ち上がった。

「事務所は社名変更や新会社については盛んにメディアに発信していますが、彼らが本来、やるべきことは被害者に実態調査を徹底的に行い、一人一人の被害者に対して耳を傾けて、補償などを含めて将来に生き方について相談に乗ってやることです。今回、被害者の自殺で旧ジャニーズ事務所のいい加減な調査が明るみに出た。新会社のエージェント会社への影響も避けられません」(大手芸能プロ幹部)

 男性の遺族は代理人弁護士を通じて、「彼は本年5月、旧ジャニーズ事務所に電話で、在籍時の1995年(当時19歳)にジャニー喜多川から性加害を受けたことを訴えました。事務所の応対者は、在籍確認を行い、『担当者が必ず折り返す』旨を約束しました。しかし、その後5か月以上、ジャニーズ事務所から連絡は一切ありませんでした。(中略)9月に再度の告発もしました。その訴えにも事務所からはなんの応答もなく放置され、彼の焦燥感、悩みは深まっていました」とコメントを発表している。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る