(4)災害関連死…高齢者の死因トップ「誤飲性肺炎」の防ぎ方
2年前の能登半島地震では災害関連死が大きな問題になりました。災害関連死とは、災害で直接亡くなるのではなく、被災後しばらくしてから生活の悪化やストレス、適切な医療が受けられない、持病の悪化などによって亡くなる場合を言います。
「能登半島地震では災害関連死が直接死を上回りました。災害関連死の多くが誤嚥性肺炎によるものでした。特に高齢者に顕著で、死因のトップが誤嚥性肺炎でした。被災した地域は高齢化率が高く、避難生活によるストレスや生活上の不便さなどで体力や免疫力が低下し、誤嚥性肺炎を起こしやすい状態でした」
能登半島地震の際、現地入りして被災者の健康状態を見てきた高橋英登・日本歯科医師会会長はこう話してくれました。
能登半島地震の被災地域の高齢化率は全国平均を大きく上回っています。令和2(2020)年時点での高齢化率は全国平均が約28%、被災6市町では約44%、うち揺れが激しかった珠洲市では約52%(「令和6年能登半島地震における災害の特徴」内閣府)です。
高齢者の割合が多いことも誤嚥性肺炎が多かった理由と考えられます。


















