大河「どうする家康」最終回…NHKが松潤家康と視聴者の“有村架純ロス”に妄想演出で応えた

公開日: 更新日:

 NHK大河「どうする家康」の最終回は、大坂決戦がクライマックスを迎え、家康(松本潤)は乱世を終える覚悟で自ら前線に立った。徳川優勢で進み、茶々(北川景子)と秀頼(作間龍斗)は最後まで戦うが自死を決意。ついに豊臣が滅びていった。

 ストーリーが史実よりも物語の方が圧倒的に多く、おとぎ話のような側面もあった。ただ古沢(良太)脚本と松潤家康がマッチしていたので、それはそれで狙い通りだったのかもしれない。

■北川景子は「怪女」を演じられる女優に

“北川茶々”の最期は、家康の最期を超える派手なインパクトだった。こんなにフォーカスするのならば、忘れられないほど北川景子の発狂する姿が見たかった。美しすぎるだけだった。しかしながら、涙を流し、血を浴びながら吐き捨てて逝ったセリフは「どうする日本」であり、淀殿(茶々)に言わせたのは狙った通りだったのでは。北川は、お市との2役により、「怪女」を演じられる女優として印象づけられた。

 最後に瀬名(有村架純)がまた登場したのには驚き。家康の孤独感を表したかったのか。築山事件は家康の人生にとって大きな事件の1つではあるが、ラブストーリーになるほどではなかろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁