「新しい花が咲く」宮部みゆき著

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「新しい花が咲く」宮部みゆき著

 インフルエンザで学級閉鎖になった小4のアタルは、誰もいない自宅に帰宅。フェルトの人形作りが趣味のアタルが、母親の誕生日プレゼントとして制作中のリスの人形を眺めていると、突然、インターホンが激しく鳴り出した。若い女がドアを叩きながら、「ここはマキヤマタツヤさんの実家ですよね?」と言っている。確かにマキヤマはアタルの名字だが、タツヤなんて人は知らない。動揺するアタルだが、彼女が背負う大荷物が大きなぬいぐるみだと気づき思わずドアを開けてしまう。(「プレゼントコートマフラームートンブーツ」)

 ほかにも、婚約を破棄され求職中のアツコを主人公にした「枯れ向日葵呼んで振り向く奴がいる」など、俳句にインスピレーションを得て生まれた短編12作品を収録。

(新潮社 935円)

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