前ロッテ監督・吉井理人氏がロッテを語る(下)「野手も力のある若手が多くて今後が楽しみです」
吉井理人(前ロッテ監督/60歳)
昨年10月にロッテの監督を退任した吉井理人氏(60)。2019年に一軍投手コーチとして12年ぶりにロッテに復帰し、ピッチングコーディネーターを経て、23年に監督に就任。チーム強化に邁進した3年間の監督生活を今、初めて振り返る。(全3回/第3回)。
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打者で期待が大きいのは2年目の西川史礁(22)と8年目の藤原恭大(25)ですね。
西川は積極的にバットを振れるうえ、能力が高い。インコースに強いんですけど、あえて詰まらせて右方向に打てる。前でとらえて飛ばすこともできますが、それをやるとプロの投手のボールになる変化球を振ってしまう。だから少し引き付けて打つように。そういうバッティングした方が率は上がるし、ゆくゆく得になるからと、新監督のサブローが教えたんです。
体が柔らかいので、インコースでも上体をグーンとねじれる。プロでもあまりいません。いいバッターはそれができるので、これから良くなっていくと思う。
藤原は昨年、規定打席に達しました。もともと当てるのがうまい打者です。ただ、長打狙いで反動をつけようと、足を大きく上げて、なおかつ打つときに体をうまくねじれない不具合があった。けれども、追い込まれたらノーステップで打つようになった。あれで打ち方を少し覚えた感じ。追い込まれるまでも、もう少し、ステップを小さくすれば、体のブレが少なくなるので、ヒットゾーンに飛ぶ率は高くなると思う。本人は体のパワーがないと思ってるのか、足を上げて勢いをつけて打ちたがる。でも、いまの投手はクイックにしたり変化球を投げたり、タイミングをずらしにくるので、足を大きく上げていたら打てないと思う。


















