ザトウクジラは高齢のオスがモテる? スコットランドの大学研究チームによる調査結果
男性にとって若さは恋愛における決定的アドバンテージだが、ザトウクジラの場合、高齢のオスのほうが若いオスより繁殖成功率が高いことが分かった。なんと年を取るほど「歌が上手になる」からだそうだ。
スコットランドのセント・アンドルーズ大学の研究チームの調査結果で、科学誌「カレント・バイオロジー」(2月27日付電子版)に掲載された。
ザトウクジラのメスに対するオスの最大のセックスアピールは歌。繁殖期に動物界でも特に複雑で遠くまで届く歌を歌うことで知られる。論文の上席著者のエレン・ガーランド博士は「オスは歌唱技術や競争戦術を習得・洗練するのに時間を要する。その結果、経験豊富な高齢オスが優位になる」と説明した。
データは南太平洋のニューカレドニア沖で2000年から18年までの19年間にオスの個体485頭から採取された。皮膚サンプルから、DNAの化学変化を測定する「エピジェネティック分子時計」という手法で個体年齢を推定。それとともに、遺伝子解析により父子関係を特定した。
オジサンは「ザトウクジラはいいなあ」などとつい思ってしまいますが、別の研究によると、ニューカレドニアのオス全体で子孫を残せたのは約7%に過ぎない。競争は超シビアだ。
















