へずまりゅうが都知事選出馬表明 やはり公約は「高齢者に厳しい社会へ」か? キャラ変の兆候も

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■「これまでのテイストを改めた方が…」

 本人が迷惑系として活動してきたところから、今回の都知事選でどのような主張をするのか注目だが、ITジャーナリストの井上トシユキ氏はこう言う。

「本人にしてみれば、得意分野ともいえる豊島区議選の時のような世代間の分断をあおるような主張をしたいところでしょうが、昨今は迷惑系に対する辟易とした世論が強まっているため、都知事選ではこれまでのテイストを改めた方が、票が入るのではないでしょうか。本人も世論の変化に気づいているのか、今年の元日に発生した能登半島地震の被災地でボランティアをするなど、今年に入ってから『キャラ変』とでも言うべき動きをしていたのが実に興味深いです」

 すると、実際の選挙ではどのようにアピールしていきそうなのか?

「有権者の風向きですが、昨年までに比べて自公政権への風当たりが強いように感じます。となると、現政権を仮想的とした公約やアピールをした方が効果的なのでは。実は、YouTuberも含め、選挙でSNSやYouTubeを効果的に使えていた方はほとんどいません。多くは街頭演説の様子をアップするなどの『事後報告』的な活用方法に終始しているのが実情です。そうではなく、せっかくSNSやYouTubeを使うのですから、双方向性を利用して候補者と有権者が議論をしていくという形で情報発信をすれば、さらなる票の積み増しができるのではないでしょうか。もちろん、議論が過熱して炎上しないのが前提ですが」(井上氏)

 これまでのキャラを反転させれば、多少なりとも有権者は振り向くということか。

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