著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

「24時間テレビ」はやめられないが…せめて日本海テレビは放送すべきではない

公開日: 更新日:

 翌年、取材で部屋に行くと、ホコリをかぶった状態で去年に見たままの山になっていた。とはいえ、昔のスタッフに着服なんていう考えはなかった。ただ、こと管理についてはズサンだった。

 今回の件を受けて日本テレビは系列局を調べ直したというが、そのやり方をもっと厳しくすべきだった。自局はもちろん、系列局にも第三者委員会を立ち上げ、公平で徹底的な調査を行った上、日本海テレビには今年の24時間テレビを放送させないという厳しい処分をすべきだった。「一線を画す」けじめをつけておけば、日本テレビ系全体の問題にはなりにくかっただろう。僕はやり方が間違っていたと考えている。放送させない判断を下す日本海テレビには人気ドラマの再放送の「一気見」などの協力をしてもいい。

 各種メディアでは「打ち切り」うんぬんが言われているが、はっきり言って24時間テレビはやめられない。数字が落ちてきているとはいえ、普段よりは高いし、CM出稿量が減る8月の閑散期の24時間テレビは、いわば年中行事であり、社員も含め物心ついた頃から習慣のようなものだ。

 とはいえ、携わる者はもう一度、すべてを見つめ直してもらいたい。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発