THE ALFEEがデビュー50周年 グループが半世紀も続いた秘訣は“三者三様でOK”にあり

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「コンサート会場っていうとプールの横か、ライブハウスの地下か、デパートの屋上しかないんですよ。その3つしかないんですよ。それもプールの時は、泳いでる人がたくさんいるのに、見に来ていたのは2人ですよ。こっちはステージに3人ですよ。こっちの方が多い。だからそういう言葉は励みになりましたね」(高見沢)

 1年にシングル4曲をリリースし、そのたびに全国をプロモーションでまわり、朝のラジオ体操から会社の営業所の飲み会まで顔を出していたらしい。それだけ頑張っても、レコード発売前日に発売が中止、レコード会社との契約も解除という憂き目も。それでも諦めず、活動し続けてきたのはメンバー3人ともにロックが好きという純粋な気持ちがあったからだとしている。坂崎は「3人できれいなハーモニーがつくれれば、それで満足」などと言っている。構成作家のチャッピー加藤氏はこう言う。

「彼ら、デビュー時は4人組で、フォーク系のアイドル的な形で売り出されたり、いろいろ辛酸をなめています。私は坂崎幸之助さんのラジオでアルフィーを知りましたが、こんなにしゃべりが面白くてライブも盛況なのに、なんでヒット曲が出ないんだろうと不思議に思っていました。ですから『メリーアン』が売れたときは、ああ、やっとという感じでしたし、古くから支えてきたファンの人たちは、そんな時代を知っているからこそ離れないんですよね。3人もそんなファンを大切にしてきました」

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