著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

芸能人に定年はないが、高齢と共に失言が増えれば「引退」コールが高まる

公開日: 更新日:

 パリ五輪の女子やり投げ金メダリスト・北口榛花選手への自身の番組「アッコにおまかせ!」での不適切な発言が大炎上していた和田アキ子(74)。18日の同番組で「申し訳ありませんでした」と陳謝。一応の決着を見たが、「引退」の声は根強く残っている。

 和田はホリプロ創業者・堀威夫氏から直々にスカウトされ、大阪から上京。2枚目の楽曲「どしゃぶりの雨の中で」がヒット。圧巻の声量で「和製R&Bの女王」と呼ばれた。

「紅白」出場39回(トリ7回)、司会も3回務め、「あの鐘を鳴らすのはあなた」で日本レコード大賞最優秀歌唱賞を受賞。和田はタレント業でも才能を発揮。不良っぽいキャラと、歯に衣着せぬ言葉で「ゴッド姉ちゃん」と呼ばれバラエティー界をも席巻した。飛ぶ鳥を落とす勢いの時期は芸能人生の分岐点といわれる。社会人が仕事に慣れた頃、将来、進む道に戸惑うように、芸能人も迷うことがある。

 女優の梶芽衣子は著書で、たまたま出演したバラエティーが受け他局からも出演依頼が殺到した際、「ここでタレント活動を続ければ、これまで女優として築いてきた実績が“無”になる」と考え女優業を最優先した。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋